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東芝株主総会2016年 事前に提出した質問書 
2016.06.15.Wed / 13:30 
事前に東芝に提出した、東芝株主総会の質問書です。

今年は、招集案内に事前の質問の送付先が書いておらず
過去、社長自ら私を裁判クレーマー呼ばわりされましたが、今年の東芝株主総会はどうなるのでしょう?

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株式会社 東芝 取締役社長 室町 正志 殿

(株)東芝 第177期定時株主総会への文書質問
                             2016年6月13日
             
                                重光由美

私は、東芝社員として働いていましたが、激務やパワハラでうつ病を発症し、休職期間満了で解雇されたため、現在、東芝と解雇裁判をしています。東芝の裁判での対応に,
日本を代表するグローバル企業とは思えないような、非常に不適切と思える対応があったため、質問をいたします。
なお、この裁判は、2014年3月24日に最高裁で、原告全面勝訴(東芝敗訴)の判決が出て、高裁に差し戻され、現在は、東京高裁で差し戻し審が行われています。
  
私、重光由美は、1990年に大学の理工学部を卒業し、東芝に技術職として入社し東芝生産技術研究所、姫路工場を経て、深谷工場で、液晶開発技術者として働いていました。2000年12月から始まった「チャレンジ」に指定された「M2ライン立ち上げプロジェクト」での長時間過密労働等により2001年4月にうつ病を発症し、その後上司のパワハラにより症状が増悪し、会社や上司に対して強い恐怖心(トラウマ)を抱くようになり、2001年9月より休職に追い込まれました。M2ラインの立ち上げプロジェクトに従事した同僚が2名自殺をしています(1名労災認定)。
東芝には、休職当初より労災と認めるよう求めましたが、認められず、自ら熊谷労働基準監督署へ労災申請しましたが、2004年9月9日に休職期間満了を理由に解雇されました。そのため、東京地裁に解雇無効を求める裁判を提訴しました。
東芝は、裁判で、嫌がらせや偽の証言を繰り返しました。熊谷労働基準監督署は、東芝の主張を一方的に認める形で、労災は不支給になりました。
しかし、東京地裁は、2008年4月に、私の病気の原因は、東芝に全面的に責任があるとする、解雇無効の判決を出しました。翌年2009年5月には、行政訴訟で勝訴し、国に労働災害として認められました。東芝は、地裁敗訴後、即日控訴し、控訴審では和解を2年長引かせた挙句、和解を蹴り、「業務上ではない」とする、東芝産業医の意見書を提出し、国の労災認定をも否定する主張を、裁判で延々と続けました。2011年2月23日の高裁判決では、解雇無効の判決は出ましたが、原告にも一部過失があるという判決が出たため、私は、最高裁に上告をしました。
そして、2014年3月24日に、最高裁で、私の主張が全面的に認められる、原告勝訴(東芝全面敗訴)の判決が出て、現在は、東京高裁で差し戻し審が行われています。

2013年の株主総会では、この事件について、佐々木則夫社長(当時)より、「会社としては、高裁裁判所の判決を受け入れようとしていましたが、ご本人が判決内容に不服があるとして和解を受け入れず、我が社としては和解をしようとしたのですが、ご本人が上告していますので、我が社としてはお答えできません」と、まるで私が裁判クレーマーであるかのような回答がありました。しかし、私が、控訴審の和解で東芝に無理な要求をしたのであれば、上告が受理されて私が全面勝訴するわけがありません。さらに、東芝が受け入れようとした控訴審判決は破棄されましたので、私を裁判クレーマー扱いした、東芝の社長の発言は、間違っていたことが明らかになりました。
2014年3月に最高裁で私が全面勝訴した後の、6月の株主総会では、株主から、この裁判の対応を質問された田中久雄社長(当時)からは、「きちんと対応します」と回答がありました。
しかし、東芝は、上告こそしませんでしたが、私の上告が受理されて以降、徹底抗戦の答弁書の提出に始まり、差し戻し審の和解協議で、私の働いていた時の査定を捏造したり、嫌がらせのような対応をしたりと、相変わらず、人権侵害と呼べる徹底抗戦を続けています。
長期化する差し戻し審の和解協議で、私は、進展を期待し、東芝側の要求「和解協議についてはブログに書かない」に応じましたが、東芝はそれに答えず、不誠実な対応で、結局開始から1年半で和解は決裂し、判決に向かうことになりました。東芝の示した条件では、私が和解をするメリットが全く感じられません。
株主総会で社長が「きちんと対応します」とした回答の通りになっていません。

この事件は、激務や無理なノルマやパワハラで精神疾患になり、休職に追い込まれ不当解雇された社員が、労災と解雇無効を求めている裁判です。地裁からほぼ原告勝訴が続いており、労災認定から7年東芝の不当解雇が続いていることになり、そして2年前の最高裁では、東芝全面敗訴が確定しています。東芝が上告した、しないに関係なく、東芝の不当解雇が裁判で確定している事件なのだということを、私を、裁判クレーマー扱いする間違った発言をした、東芝の社長は、きちんと理解しているのでしょうか?
また、裁判中には、私への組織的な嫌がらせという人権侵害も起きています。
東芝は、社員を大切にします、メンタルヘルス対策をしています、人権侵害をしません、などとCSRに掲げながら、この裁判では、それに反した行動をしているのです。

解雇から12年、労災認定から7年経っても、今なお裁判を強いられる人権侵害されている原告(私)に対して、今からでも和解に応じるなり、早急に誠意のある対応をすることが、不正会計事件を起こし、体質改善が求められている東芝に求められる対応ではないでしょうか。
社長の見解はいかがでしょうか。

 質問は以上です。東芝の社長の誠意ある回答をお願い致します。


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Author:yumi
女性技術者。重光由美。うつ病を患って休職中に解雇されたため解雇撤回の裁判を(株)東芝相手に提訴しています。のんびりと療養していたのが一転、症状はジェットコースター。裁判はうつ病にとっても悪い…それでもうつ病との闘いは続くのであった。




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