神内伸浩弁護士という方が東芝(うつ病・解雇)事件のことを書いています。
上司の配慮不足で部下が「つぶれた」事例
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160413-00089482-diamond-bus_all
ダイヤモンドオンラインはこちら
http://diamond.jp/articles/-/89482
>その女性社員が体調悪化を理由に担当を降りたいと要請しました。重要なプレゼンがある会議を、体調不良で休んだこともあり
ました。女性社員の上司は、「君の仕事を増やしておいたよ」
記事では、上記、部下が体調不調を訴えたのに仕事を増やされた上司のパワハラや、
『会社の「もしうつ病だと聞いていたらもっと配慮していた。ただ体調が悪いだけだと思ったので仕事を任せた」
という主張は、最高裁で認められなかった』、と、至極妥当なことを書いているのですが、
結論では、「原告」(私)が能力の無い社員で、その見極め不足で上司が損害を被った、ように書かれています。
>● 部下の限界を見極められないと 上司が損害を被る
>この事例では、女性社員に本当に期待していたからこそ、会社は新規事業のリーダーを任せたのだと思われます。
>しかし、困難な仕事をやりとげられる人と、そうでない人がいます。実際の能力に比して、要求レベルが高すぎるケースもあります。叱咤激励をポジティブに受け取るタイプもいれば、ショックやストレスになってしまうタイプもいるのです。課長は、そういうことも見極めながら、かつ人員配置の変更も視野に入れながら、部下を観察しなければなりません。
> 一度決めた決断を覆したり、一度見込んだ部下を見限るような格好になるのは気持ちの良いことではないでしょう。
>しかし、事例のように事件化してしまっては、誰も得をせず、遺恨とコストばかりが積み上がる結果になってしまいます。
仮に部下(私)が能力が無く、プロジェクトリーダーが務まらなかった、
として、本人が、体調悪化を理由に担当を降りたいと訴えたのだから、その時点で仕事を変えるべきであり、それをしなかった上司は、管理能力が無いだけではないでしょうか。
上司が自分の見込み違いを認めるのが気持ちの良いことではない
という理由で、体調不調訴えているのに、自分の能力以上に仕事を増やされ、潰された部下は、たまったものではありません。
損害を被ったのは、管理能力の無い課長にパワハラで潰された部下ではないでしょうか。
課長のパワハラや管理能力不足が原因で、訴訟に発展し、会社が敗訴した事例、
として、まとめるべき事件だと思うのですが、なぜこんなまとめ記事になるのでしょう。
現に、ヤフーコメント欄は、上司の対応に呆れる、もしくは、上司を批判するコメントがほとんどです。
「部下が体調不良なのに、仕事を増やすなど以ての外です。」等々
途中、
>会社は、復職の条件として「ならし勤務」や、専用の休憩室を設ける提案までしました。
という記述があるのですが、これは、当事者(つまり私と会社総務)しか、知り得ない情報です。
私への取材はありませんでした。ということは、
この記事は、筆者(神内伸浩弁護士)が、東芝に取材をし、東芝の意見だけを聞いて載せた記事、ということになるのでしょうか?
(筆者が東芝と利害関係があり、東芝からこういう記事を書いてくれと頼まれた、と考えるのが自然ですが)
そうすると、判決文に無いことを書いたり、上司のパワハラ事例で始まったのに、記事のまとめがおかしい事にも合点がいきます。
ふーん、東芝上部は、激務や上司のパワハラ等々でうつ病になったこの事件を、上司の期待に応えられずうつ病になった原告という事にしてるのかな~
それで、東芝は、労災認定された社員(私)を不当解雇してしまった事を反省することも無く、最高裁全面敗訴しても和解することなく、裁判を続けてるのかなあ?
しかし、労災認定されたこと、最高裁が東芝に全面的に責任があるとしたことは、もはや裁判では確定しています。
それを反省し、改善する事が、大企業東芝のすることだと思いますが、
どうして労災被災者を無能扱いした、東芝に都合のよい言い訳がましい記事が出てくるのか。
(予算の無駄遣いでは・・・)
いつまでも過ちを認めず、謝罪しようとしない東芝は、この事件にかかるコストを、これからも積み上げる気なのでしょうね。
反省する態度を示せばいいだけの話だと思いますが。
応援クリックおねがいしますm(__)m

