細かくいろいろ書いてあるのですが、要するに
国に労災と認められてしまったので、就業規則に従って相応の対応をするが(解雇無効、労災補償金の支給等)、
謝罪はしない、
原告にも過失があり、過失相殺で4割以上となる
といった内容でした。
過失相殺4割というは、労災保険から給与の6割が保障されるので、残り4割に当たる額となります。つまり、給料の6割は労災保険から給付が出るが、給料の残り4割は、原告に過失があるから、会社は払う必要は無い、といっていることで、過失相殺4割という言葉は使っていますが、要は、
労災に認定されてしまったから会社の就業規則に従って対応(解雇撤回・労災補償金の支給等)はするが、会社に過失はありませんよ、もちろん謝罪もしませんよと言っているようなものでした。
他にもいろいろと書いてありましたが、不快になる内容があちらこちらに。
一例を示すと、
ホームページやブログにいろいろと公表するなと請求があったのですが
①「会社・上長・会社関係者に対する誹謗中傷・名誉毀損に該当する事項」
と書かれてありました。
確かにホームページやブログで裁判のことは書いていますが、誹謗中傷・名誉毀損なんてしてるつもりはありませんし、もし私が意図しないところでそういう内容になっているのであれば、会社はきちんと法的に訴えれば良いだけの話ではないでしょうか。
それを和解案に、わざわざ書かれると、まるで私が会社や上司・同僚の誹謗中傷を書いているみたいに感じて、読んでいて気分が不快になりました。
毎回のことですが、会社から出てくる書面は、原告である私をわざと不快にさせ、症状を悪化させたいのではないかと思われる内容がずらり。
これまで何度も経験してきたことなのですが、やはりその都度具合が悪くなり、症状が悪化します。
このところは、裁判生活から離れたのんびりムードになっていたのですが、東芝の和解案を見て、ここ数日はムカムカ。
職場復帰場所では、一応私の希望に沿う形になったため、これからは東芝も誠意を見せてくれるかな、なんて勝手に思っていたようで、全く持って考えが甘かったです。裁判生活の緊張感が戻ってきました。
一審では、会社の過失を全面的に認め、賃金の全額支払いと慰謝料を命じる判決が出ましたが、行政訴訟で労災と認められてもなお、東芝は、過失が無かったという態度を今後も続けるようです。
これまでも、嫌がらせ、威嚇、引き伸ばしといった態度に徹してきた東芝ですが、対応は変わらず、これが「人と地球の明日のために」をスローガンに掲げている大企業の裁判での対応なのかと思うと、改めてげんなりします。
この後、弁護士との打ち合わせの後、12月1日に裁判所での和解協議が待っています。
まだまだ続く、裁判生活です。
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