朝日新聞、毎日新聞、しんぶん赤旗に記事が掲載されていました。テレビではNHKより報道されました。
ネットでは、メジャー紙全てより配信されていました。
以下、ネット配信記事。すでにリンク切れもありますが、『続きを読む』を押すと、記事全文が載っています。
東芝社員の過労自殺認定=妻の日記が唯一証拠に-熊谷労基署(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2008040101050
過労自殺:東芝深谷工場の男性社員認定 ストレス原因(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080402k0000m040058000c.html
東芝社員の自殺「過労でうつ病」労災認定 埼玉(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0401/TKY200804010350.html
東芝社員自殺、妻の日記で労災認定・埼玉(NIKKEINET)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080401AT1G0102Q01042008.html
東芝社員自殺で労災認定 妻の日記で長時間労働立証(中日新聞・共同通信)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008040101000800.html
東芝社員の労災認定(しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-02/2008040203_01_0.html
妻の日記で長時間労働立証 東芝社員自殺で労災認定(産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/life/body/080401/bdy0804012008000-n1.htm
妻の日記で労災死認定…東芝社員、帰宅時間が根拠に(読売オンライン)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080402-OYT1T00344.htm
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2008/04/01-18:43 東芝社員の過労自殺認定=妻の日記が唯一証拠に-熊谷労基署 (時事通信)
東芝に勤務していた技術職の男性社員=当時(37)=が自殺したのは過労が原因として、熊谷労働基準監督署(埼玉)がこの男性を労災認定していたことが1日、分かった。同労基署は男性の妻の日記だけで長時間労働を認定しており、こうしたケースは珍しいという。
代理人の弁護士によると、労災認定は3月14日付。男性は2000年10月から深谷工場(埼玉県深谷市)に勤務していたが、01年10月から11月にかけうつ病になり、01年12月に青木ケ原樹海(山梨県)で自殺した。
男性は当時液晶基盤を造るラインの立ち上げなどに従事していたが、ほかの業務も加わり仕事が増加。代理人の計算では、1年以上前からしばしば時間外労働が月100時間を超え、直前1カ月には約154時間に上った。
会社側はタイムカードなど過重労働を裏付ける資料はないと主張したが、妻が男性の帰宅時間などを日記に詳細に残しており、労基署は死亡する半年前から月100時間超の時間外労働が続いていたと認定した。
過労自殺:東芝深谷工場の男性社員認定 ストレス原因
熊谷労働基準監督署は、東芝深谷工場(埼玉県深谷市)の男性社員(当時37歳)の自殺について、長時間労働など業務上のストレスが原因として、過労自殺と認定した。
代理人の川人博弁護士などによると、男性は90年に東芝に入社、01年1月ごろから長時間の残業が恒常化していたという。男性は体重が減り眠れぬ状態になり、同12月4日から行方不明となり、16日後に自殺とみられる遺体で発見された。
労基署は「通勤や休憩時間を考慮しても月100時間前後の長時間労働が続いていた」と認定。男性の妻は「亡くなる前の朝会で『これからは土曜も日曜もないと思え』と言われたそうだが、人間は機械ではない。労働環境改善にしっかり取り組んでほしい」とコメントした。
同じ職場で同時期に別の社員も過重労働が原因で精神疾患発症を訴えており、川人弁護士は「東芝は何の対策も取らず過労死につながった。深く反省し再発防止対策を取るべきだ」と話している。
東芝広報室は「労災認定されたことを事実として受け止め、今後遺族に対応したい」と話した。【東海林智】
毎日新聞 2008年4月1日 19時37分
東芝社員の自殺「過労でうつ病」労災認定 埼玉
2008年04月01日19時50分
東芝深谷工場(埼玉県深谷市)で働いていた男性(当時37)が自殺したのは過労によるうつ病が原因だとして、熊谷労働基準監督署が労災認定していたことが1日分かった。会見した代理人は「同じ職場で同時期に別の社員が精神疾患になり、労災認定を求めて裁判中で、関連会社員も1人自殺している。東芝には労働環境の改善を強く求めたい」と話した。
代理人の川人博弁護士によると、男性は90年に技術職として入社し、00年10月に深谷工場に異動。01年1月ごろに液晶ライン立ち上げの業務に携わり始めてから、残業が月100時間を超え、多い月では約150時間に及んだ。同年10~11月にうつ病になり、12月6日(推定)に自殺。遺族が06年10月に労災申請し、今年3月14日に認定された。
東芝広報室は「労災認定されたことについて、これを事実として受け止め、今後対応していきたいと考えている」とのコメントを出した。
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東芝社員自殺、妻の日記で労災認定・埼玉(NIKKEINET)
東芝の男性社員(当時37)が2001年12月に自殺したのは、仕事による過労でうつになったのが原因であるとして、熊谷労働基準監督署が労災認定したことが1日、分かった。遺族の代理人弁護士によると、同労基署は男性の妻の日記を基に、恒常的に1カ月当たり100時間前後の時間外労働が続いていたことを認定した。
労働時間は通常、社員側と会社側双方の記録を基に認定するが、妻の日記のみで認定されるのは珍しい。東芝は「タイムカードの保存期間が経過した」などとして労働時間の記録を労基署に提出しなかったが、妻は男性の出勤時間や帰宅時間などについて詳細に日記に記録していた。(01日 22:15)
東芝社員自殺で労災認定 妻の日記で長時間労働立証
2008年4月1日 20時15分
東芝の37歳の技術職社員が自殺したのは、長時間労働やストレスで発症したうつ病が原因として、社員の妻が出していた労災申請について、熊谷労働基準監督署(埼玉県熊谷市)は1日までに労災と認定した。
代理人の川人博弁護士によると、東芝側は残業時間の資料を「保存期間を過ぎた」などとして提出しなかったが、妻が出勤や帰宅の時間を日記に詳細に記録。労基署は「うつ病を発症する半年以上前から、恒常的に月に100時間前後の時間外労働をしていた」と認めた。
男性は1990年に入社し、2000年10月から深谷工場(同県深谷市)で勤務。液晶基板の製造ラインの立ち上げなどを担当していたが、01年秋にうつ病を発症、同年12月に自殺した。遺書には「眠れない夜も増えるばかり。するべき事はわかっているが、体が動きません」などと書かれていた。
妻は「夫の死を無駄にしないためにも東芝は労災認定をしっかり受け止め、労働環境の改善につなげてほしい」とコメントした。
(共同)(中日新聞)
2008年4月2日(水)「しんぶん赤旗」
東芝社員の労災認定
過労自殺 時間外労働月154時間
熊谷労基署
東芝の埼玉・深谷工場で働いていた技術職の男性(37)が過労自殺し、長時間労働が原因だとして妻が労災申請していた事件で、熊谷労働基準監督署が労災と認める決定を出したことが一日までに分かりました。
本紙が告発
代理人の川人博弁護士らが記者会見して明らかにしたもの。この男性がいた職場ではほかにも自殺したり、精神疾患にかかる人が相次いでおり、本紙は〇七年五月にその実態を告発していました。
この男性は、二〇〇〇年から液晶生産ラインの立ち上げプロジェクトに参画。午前八時に出社、深夜を過ぎても働きづめで、亡くなる前一カ月の時間外労働は百五十四時間にのぼっていました。
当時の深谷工場の時間外労働の労使協定では、三カ月百二十時間と定められていましたが、はるかに超えていました。
〇一年秋には朝会で工場長が「これからは土曜も日曜もないと思え」と訓辞し、男性は「工場長にはついていけない」と妻に漏らしていました。
同年十二月に自宅を出たまま行方不明となり、二十日に遺体で発見。「会社と逆向きに歩いていました。いつか来るかもしれないと思っていましたが、遂(つい)にその時になってしまいました」と書かれた遺書が残されていました。妻が〇六年に労災申請しました。
「妻の日記」
熊谷労基署は、妻の日記をもとに「一カ月あたり百時間前後の時間外労働が亡くなる半年以上前から恒常的に続いていた」と認定。過重労働が原因でうつ病にかかり、自殺したと判断しました。
認定を受けて妻は、「人間は機械ではありません。主人の死を無駄にしないためにも、東芝は労災認定をしっかり受け止め、労働環境の改善につなげていただきたい」と話しています。
この男性と同じ職場で働いて精神疾患にかかった重光由美さんは労災と認められず、休職期間の満了を理由に解雇されたため、解雇無効と労災認定を求める訴訟を起こしてたたかっています。
川人弁護士は「決定を受けて労基署は再発防止のため東芝に厳しい指導を行うべきだ。重光さんも労災として認定すべきだ」とのべました。
妻の日記で長時間労働立証 東芝社員自殺で労災認定
2008.4.1 20:11
東芝の37歳の技術職社員が自殺したのは、長時間労働やストレスで発症したうつ病が原因として、社員の妻が出していた労災申請について、熊谷労働基準監督署(埼玉県熊谷市)は1日までに労災と認定した。
代理人の川人博弁護士によると、東芝側は残業時間の資料を「保存期間を過ぎた」などとして提出しなかったが、妻が出勤や帰宅の時間を日記に詳細に記録。労基署は「うつ病を発症する半年以上前から、恒常的に月に100時間前後の時間外労働をしていた」と認めた。
男性は平成2年に入社し、12年10月から深谷工場(同県深谷市)で勤務。13年秋にうつ病を発症、同年12月に自殺した。遺書には「眠れない夜も増えるばかり。するべき事はわかっているが、体が動きません」などと書かれていた。
妻の日記で労災死認定…東芝社員、帰宅時間が根拠に
埼玉県の熊谷労働基準監督署が、東芝の深谷工場(埼玉県深谷市)に勤務し、2001年12月に自殺した男性社員(当時37歳)について、過労によるうつ病が原因だとして労災認定していたことがわかった。
男性の帰宅時間を書き残していた妻の日記が、認定の根拠となった。
代理人の弁護士によると、男性は技術職で、01年1月ごろに液晶基板の新しい製造ラインの開発に携わるようになってから、長時間労働が恒常的になった。熊谷労基署は「月100時間前後の時間外労働が続いていた」と認定した。
男性の妻は「人間は機械ではない。主人の死を無駄にしないためにも、東芝は労働環境の改善につなげてほしい」とコメントした。東芝広報室は「労災認定されたことを事実として受け止め、対応していきたい」としている。
(2008年4月2日12時14分 読売新聞)
東芝に勤務していた技術職の男性社員=当時(37)=が自殺したのは過労が原因として、熊谷労働基準監督署(埼玉)がこの男性を労災認定していたことが1日、分かった。同労基署は男性の妻の日記だけで長時間労働を認定しており、こうしたケースは珍しいという。
代理人の弁護士によると、労災認定は3月14日付。男性は2000年10月から深谷工場(埼玉県深谷市)に勤務していたが、01年10月から11月にかけうつ病になり、01年12月に青木ケ原樹海(山梨県)で自殺した。
男性は当時液晶基盤を造るラインの立ち上げなどに従事していたが、ほかの業務も加わり仕事が増加。代理人の計算では、1年以上前からしばしば時間外労働が月100時間を超え、直前1カ月には約154時間に上った。
会社側はタイムカードなど過重労働を裏付ける資料はないと主張したが、妻が男性の帰宅時間などを日記に詳細に残しており、労基署は死亡する半年前から月100時間超の時間外労働が続いていたと認定した。
過労自殺:東芝深谷工場の男性社員認定 ストレス原因
熊谷労働基準監督署は、東芝深谷工場(埼玉県深谷市)の男性社員(当時37歳)の自殺について、長時間労働など業務上のストレスが原因として、過労自殺と認定した。
代理人の川人博弁護士などによると、男性は90年に東芝に入社、01年1月ごろから長時間の残業が恒常化していたという。男性は体重が減り眠れぬ状態になり、同12月4日から行方不明となり、16日後に自殺とみられる遺体で発見された。
労基署は「通勤や休憩時間を考慮しても月100時間前後の長時間労働が続いていた」と認定。男性の妻は「亡くなる前の朝会で『これからは土曜も日曜もないと思え』と言われたそうだが、人間は機械ではない。労働環境改善にしっかり取り組んでほしい」とコメントした。
同じ職場で同時期に別の社員も過重労働が原因で精神疾患発症を訴えており、川人弁護士は「東芝は何の対策も取らず過労死につながった。深く反省し再発防止対策を取るべきだ」と話している。
東芝広報室は「労災認定されたことを事実として受け止め、今後遺族に対応したい」と話した。【東海林智】
毎日新聞 2008年4月1日 19時37分
東芝社員の自殺「過労でうつ病」労災認定 埼玉
2008年04月01日19時50分
東芝深谷工場(埼玉県深谷市)で働いていた男性(当時37)が自殺したのは過労によるうつ病が原因だとして、熊谷労働基準監督署が労災認定していたことが1日分かった。会見した代理人は「同じ職場で同時期に別の社員が精神疾患になり、労災認定を求めて裁判中で、関連会社員も1人自殺している。東芝には労働環境の改善を強く求めたい」と話した。
代理人の川人博弁護士によると、男性は90年に技術職として入社し、00年10月に深谷工場に異動。01年1月ごろに液晶ライン立ち上げの業務に携わり始めてから、残業が月100時間を超え、多い月では約150時間に及んだ。同年10~11月にうつ病になり、12月6日(推定)に自殺。遺族が06年10月に労災申請し、今年3月14日に認定された。
東芝広報室は「労災認定されたことについて、これを事実として受け止め、今後対応していきたいと考えている」とのコメントを出した。
アサヒ・コムトップへ
東芝社員自殺、妻の日記で労災認定・埼玉(NIKKEINET)
東芝の男性社員(当時37)が2001年12月に自殺したのは、仕事による過労でうつになったのが原因であるとして、熊谷労働基準監督署が労災認定したことが1日、分かった。遺族の代理人弁護士によると、同労基署は男性の妻の日記を基に、恒常的に1カ月当たり100時間前後の時間外労働が続いていたことを認定した。
労働時間は通常、社員側と会社側双方の記録を基に認定するが、妻の日記のみで認定されるのは珍しい。東芝は「タイムカードの保存期間が経過した」などとして労働時間の記録を労基署に提出しなかったが、妻は男性の出勤時間や帰宅時間などについて詳細に日記に記録していた。(01日 22:15)
東芝社員自殺で労災認定 妻の日記で長時間労働立証
2008年4月1日 20時15分
東芝の37歳の技術職社員が自殺したのは、長時間労働やストレスで発症したうつ病が原因として、社員の妻が出していた労災申請について、熊谷労働基準監督署(埼玉県熊谷市)は1日までに労災と認定した。
代理人の川人博弁護士によると、東芝側は残業時間の資料を「保存期間を過ぎた」などとして提出しなかったが、妻が出勤や帰宅の時間を日記に詳細に記録。労基署は「うつ病を発症する半年以上前から、恒常的に月に100時間前後の時間外労働をしていた」と認めた。
男性は1990年に入社し、2000年10月から深谷工場(同県深谷市)で勤務。液晶基板の製造ラインの立ち上げなどを担当していたが、01年秋にうつ病を発症、同年12月に自殺した。遺書には「眠れない夜も増えるばかり。するべき事はわかっているが、体が動きません」などと書かれていた。
妻は「夫の死を無駄にしないためにも東芝は労災認定をしっかり受け止め、労働環境の改善につなげてほしい」とコメントした。
(共同)(中日新聞)
2008年4月2日(水)「しんぶん赤旗」
東芝社員の労災認定
過労自殺 時間外労働月154時間
熊谷労基署
東芝の埼玉・深谷工場で働いていた技術職の男性(37)が過労自殺し、長時間労働が原因だとして妻が労災申請していた事件で、熊谷労働基準監督署が労災と認める決定を出したことが一日までに分かりました。
本紙が告発
代理人の川人博弁護士らが記者会見して明らかにしたもの。この男性がいた職場ではほかにも自殺したり、精神疾患にかかる人が相次いでおり、本紙は〇七年五月にその実態を告発していました。
この男性は、二〇〇〇年から液晶生産ラインの立ち上げプロジェクトに参画。午前八時に出社、深夜を過ぎても働きづめで、亡くなる前一カ月の時間外労働は百五十四時間にのぼっていました。
当時の深谷工場の時間外労働の労使協定では、三カ月百二十時間と定められていましたが、はるかに超えていました。
〇一年秋には朝会で工場長が「これからは土曜も日曜もないと思え」と訓辞し、男性は「工場長にはついていけない」と妻に漏らしていました。
同年十二月に自宅を出たまま行方不明となり、二十日に遺体で発見。「会社と逆向きに歩いていました。いつか来るかもしれないと思っていましたが、遂(つい)にその時になってしまいました」と書かれた遺書が残されていました。妻が〇六年に労災申請しました。
「妻の日記」
熊谷労基署は、妻の日記をもとに「一カ月あたり百時間前後の時間外労働が亡くなる半年以上前から恒常的に続いていた」と認定。過重労働が原因でうつ病にかかり、自殺したと判断しました。
認定を受けて妻は、「人間は機械ではありません。主人の死を無駄にしないためにも、東芝は労災認定をしっかり受け止め、労働環境の改善につなげていただきたい」と話しています。
この男性と同じ職場で働いて精神疾患にかかった重光由美さんは労災と認められず、休職期間の満了を理由に解雇されたため、解雇無効と労災認定を求める訴訟を起こしてたたかっています。
川人弁護士は「決定を受けて労基署は再発防止のため東芝に厳しい指導を行うべきだ。重光さんも労災として認定すべきだ」とのべました。
妻の日記で長時間労働立証 東芝社員自殺で労災認定
2008.4.1 20:11
東芝の37歳の技術職社員が自殺したのは、長時間労働やストレスで発症したうつ病が原因として、社員の妻が出していた労災申請について、熊谷労働基準監督署(埼玉県熊谷市)は1日までに労災と認定した。
代理人の川人博弁護士によると、東芝側は残業時間の資料を「保存期間を過ぎた」などとして提出しなかったが、妻が出勤や帰宅の時間を日記に詳細に記録。労基署は「うつ病を発症する半年以上前から、恒常的に月に100時間前後の時間外労働をしていた」と認めた。
男性は平成2年に入社し、12年10月から深谷工場(同県深谷市)で勤務。13年秋にうつ病を発症、同年12月に自殺した。遺書には「眠れない夜も増えるばかり。するべき事はわかっているが、体が動きません」などと書かれていた。
妻の日記で労災死認定…東芝社員、帰宅時間が根拠に
埼玉県の熊谷労働基準監督署が、東芝の深谷工場(埼玉県深谷市)に勤務し、2001年12月に自殺した男性社員(当時37歳)について、過労によるうつ病が原因だとして労災認定していたことがわかった。
男性の帰宅時間を書き残していた妻の日記が、認定の根拠となった。
代理人の弁護士によると、男性は技術職で、01年1月ごろに液晶基板の新しい製造ラインの開発に携わるようになってから、長時間労働が恒常的になった。熊谷労基署は「月100時間前後の時間外労働が続いていた」と認定した。
男性の妻は「人間は機械ではない。主人の死を無駄にしないためにも、東芝は労働環境の改善につなげてほしい」とコメントした。東芝広報室は「労災認定されたことを事実として受け止め、対応していきたい」としている。
(2008年4月2日12時14分 読売新聞)