労働委員会館は、芝増上寺のすぐ近く、芝公園に接しており、芝公園の銀杏がきれいでした。
さて、審査では、公開審査室に入ると
審議官(裁判官のような人)3名
参与(陪審員のような人)4名
書記担当と思われるような人3名
が席に座っていました。
私と弁護士は、「請求人・請求代理人」席に座りました。
隣に「原処分庁」席があり、そこに2名座っていました。
定時の13時より審査開始。
まず、申請人である私と弁護士が意見を述べました。
これは、行政訴訟の初公判で読んだ「意見陳述書」を読み、5分程度で終わりました。
続いて、「原処分庁意見をお願いします」と審議官が言い
処分庁席に座っている人が「労災にあたりません」(といった内容のことを)一言発言。
えっ、それだけ?!と思いましたが、結局、公開審査で原処分庁(熊谷労働基準監督署か埼玉労働局?)の人達は、この一言しか発言しませんでした。
続いて、3名の審議官より質問開始。
全て私に対する質問で、質問というよりは、攻撃に近い、と感じました。
とにかく労災不支給にしたい、という意図で発せられたとしか思えない質問が次々と浴びせられました。
審議官「夕食はどこで食べていましたか」
私「会社の食堂で食べていました」
審議官「夕食を食べる時間はあったんですね」
はあ??夕食を食べる時間も無く働いていたら、病気になって当たり前でしょうが・・・なんだ、この発言は・・・
私「寝る、食事するなど、生活する上で必要最低限の事をする以外の、ほとんど全ての時間を働いていました」
等など。
一応、全ての質問に反論しておきました。
最後に、私の代理人であり、過労死弁護団の川人弁護士が
「今回の事案は、長時間労働を会社も認めており、認定されて当然の事案である。
労災・審査請求などで不支給となり、裁判で労災と認められる事例が近年相次いでいる。このような事態は異常であり、今の労災行政には大変な問題がある」
といった意見を述べ、審議は終了しました。
審議時間は、予定の30分を上回り、50分でした。
原処分庁と申請者を呼び、審査をするという形式を取りながら、質問は申請者だけに集中し、しかも労災不支給にせんがためとしか思えない質問ばかり
不公平もいいところ。なんのための審査なのか?非常に疑問に感じました。
それでも、質問に全て反論することができ、気分は一応すっきり。
不支給決定の文章には、腹の立つ事ばかりが書いてありましたから。
労災認定されるかどうか、これはきっと、政治力などで決まるのでしょう、ね。
外出疲れで当日は朝まで眠れず、ただいま回復中です。
審議官3名の氏名
審査長 平岡 昌和
審査員 坂本 由喜子
審査員 平野 由美子
クリックよろしくお願いしますm(__)m 久しぶりの10位ランクインです


