2月23日16時11分配信 産経新聞
【パリ=山口昌子】フランスの自動車大手ルノーの新車設計部門などがあるパリ郊外のテクノセンターで、この3カ月で3人が相次いで自殺し、検察当局が捜査に乗り出した。同社の労働組合幹部は、カルロス・ゴーン会長兼最高経営責任者(CEO)が昨年2月、中期経営計画を発表して以来「従業員への圧力が非常に強くなった」として、経営側の責任を追及していく構えだ。
報道によると、テクノセンター近くの自宅で16日、管理職に任命されたばかりの38歳の高等技術者が自殺した。ルノーの中型車の新型モデルを担当していた。残された遺書には「仕事上の困難」について書かれていたという。
1月にはテクノセンター近くの池で同社の技術者の遺体が発見された。昨年10月にも、中堅の技術者が5階から飛び降り自殺した。この技術者の妻によると、業務上の「耐え難いストレスに悩んでいた」という。
テクノセンターは1996年に開設され、新型車の設計などを担っている。仕事の効率化を狙ったガラス張りの近代的建物だが、かえって「疲れる」との声もある。
事態を重く見た地元の検察当局は20日、自殺の要因として同社で精神的虐待があったかどうかなどについて捜査を始めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070223-00000028-san-int
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たろたろたろさんから教えてもらったニュースです。
フランスでは社員の自殺は犯罪として経営者の責任が追及されるようです。
私が休職した当時、、半年間に2名技術者が自殺しそして私がうつ病になり休職しました。似ている状況にもかかわらず、日本では経営者の責任追及・犯罪捜査どころか、労災にさえも認定されません。
私の場合も、2度くらいは死んでいたのではないか、良く死ななかったな、と思える状況で、特に上司に体調不調を訴えた後でさえも働かされた時の上司の対応は、私に対する殺人行為ではないか、訴えられるものなら殺人未遂罪で訴えたいとさえ思っています。
フランスと比較し、日本ではいかに労働者の地位が低く、使い捨ての道具になっているか。
そもそも、自殺者2名出しながら労災に認定されないこと自体、ありえない事だし、日本の労働者はサービス残業・長時間労働を強いられ、いつ病気になり使い捨てされるかもしれない今の労働実態に対し、人権蹂躙だとしてもっと行動を起こしていいのでは?と思う今日この頃です。
精神疾患、特に自殺に対する意識などもフランスとは違うのでしょう。
私の裁判で、すこしでもフランスのように労働者の地位が向上し、会社からの精神的虐待が減り、経営者の責任が追及される社会になる事を祈っています。
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