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東芝臨時株主総会 事前の質問書 
2017.10.23.Mon / 12:52 
東芝の復職についての報告等々が遅れていますが(~_~;)

明日は、東芝株主臨時総会が行われるため、千葉の幕張メッセまで行ってきます。
事前に送った、質問書を公開します。
毎度毎度長い質問書になってしまっています(~_~;)

不祥事続き、東芝メモリーの売却もごたごた続きで、株主も呆れ気味の株主総会。
また、まるきり無視されそうですが、取りあえず行ってきます。


----------------
株式会社 東芝 取締役社長 綱川 智 殿

(株)東芝 第178期臨時株主総会への文書質問

                              2017年10月17日
             
                          株主番号○○ 重光由美

私は、東芝社員として働いていましたが、激務やパワハラでうつ病を発症し、休職期間満了で不当解雇されたため、東芝に解雇無効の裁判を起こしました。裁判は、提訴から12年とたいへん長期化しましたが、昨年2016年8月31日に、原告である私の全面勝訴判決が出て、終結しました。今は、東芝への復職の途中です。東芝の、裁判および復職での対応に,日本を代表するグローバル企業とは思えないような、非常に不適切と思える対応があるため、質問をいたします。
  
私、重光由美は、1990年に大学の理工学部を卒業し、東芝に技術職として入社し東芝生産技術研究所、姫路工場を経て、深谷工場で、液晶開発技術者として働いていました。2000年12月から始まった「チャレンジ」に指定された「M2ライン立ち上げプロジェクト」での長時間過密労働等により2001年4月にうつ病を発症し、その後上司のパワハラにより症状が増悪し、2001年9月より休職に追い込まれました。M2ラインの立ち上げプロジェクトに従事した同僚が2名自殺をしています(1名労災認定)。
東芝には、休職当初より労災と認めるよう求めましたが、認められず、自ら熊谷労働基準監督署へ労災申請しましたが、2004年9月9日に休職期間満了を理由に解雇されました。そのため、東京地裁に解雇無効を求める裁判を提訴しました。
東芝は、裁判で、嫌がらせや偽の証言を繰り返しました。熊谷労働基準監督署は、東芝の主張を一方的に認める形で、労災は不支給になりました。
しかし、東京地裁は、2008年4月に、私の病気の原因は、東芝に全面的に責任があるとする、解雇無効の判決を出しました。翌年2009年5月には、行政訴訟で勝訴し、国に労働災害として認められました。東芝は、地裁敗訴後、即日控訴し、「業務上ではない」とする、東芝産業医の意見書を提出し、国の労災認定をも否定する主張を、裁判で延々と続けました。2011年2月23日の高裁判決では、解雇無効の判決は出ましたが、原告にも一部過失があるという判決が出たため、私は、最高裁に上告をしました。
そして、2014年3月24日に、最高裁で、私の主張が全面的に認められる、原告勝訴(東芝全面敗訴)の判決が出て、東京高裁に差し戻されました。

2013年の株主総会では、この事件について、佐々木則夫社長(当時)より、「会社としては、高裁裁判所の判決を受け入れようとしていましたが、ご本人が判決内容に不服があるとして和解を受け入れず、我が社としては和解をしようとしたのですが、ご本人が上告していますので、我が社としてはお答えできません」と、まるで私が裁判クレーマーであるかのような回答がありました。しかし、東芝が受け入れようとした控訴審判決は最高裁により破棄されましたので、私を裁判クレーマー扱いした、東芝の社長の発言は、間違っていたことが明らかになりました。
2014年3月に最高裁で私が全面勝訴した後の、6月の株主総会では、株主から、この裁判の対応を質問された田中久雄社長(当時)からは、「きちんと対応します」と回答がありました。
しかし、東芝は、上告こそしませんでしたが、私の上告が受理されて以降、徹底抗戦の答弁書の提出に始まり、差し戻し審の和解協議で、私の働いていた当時の査定を捏造したり、嫌がらせのような対応をしたりと、相変わらず、人権侵害と呼べる徹底抗戦を続けました。差し戻し審の和解協議は、開始から1年半たって決裂しましたが、2016年の8月の判決では、和解協議での東芝の不誠実な態度を反映した、最高裁判決から更に前進した、原告全面勝訴の判決が出て、判決が確定し、12年続いた裁判は終了しました。

裁判終了後、2016年12月9日より、私は、東芝への復職を開始しました。それから、約一年が経過し、会社とは月に一回程度、出社をし、話し合いを行っていますが、未だに、会社に、きちんと復帰ができていません。復職場所は、「和解時に東芝から提案のあった場所と仕事内容で構わない、早くリハビリ勤務等を経て職場に復帰したい」と言っているのに、復帰先と会社が指定した「研究開発センター図書館」を、一度見学しただけで終わり、未だ配属もされず、このままでは、社員の身分は回復しても、所属も机も仕事も無し、という状態になりそうです。また、復帰時の賃金については、折り合いがつかなかったため、団体交渉で解決すると言った私に対し、会社は「給与」と称して私の口座に強引に振り込を開始しました。その後、給与の振り込み口座を書いて提出する「勤労基本申請届」を渡されました。順序が逆です。会社の嫌がらせの対応は、今も続いています。

この事件は、激務や無理なノルマやパワハラで精神疾患になり、休職に追い込まれ不当解雇された社員が、労災と解雇無効を求めた裁判です。地裁からほぼ原告勝訴が続いており、最高裁で、すべての過失は東芝にあるという判決が出、さらに差し戻し審で東芝の全面敗訴が確定し裁判が終結し、今は東芝への復職途中にあります。

解雇から12年間もの長い間裁判を強いられ、私への組織的な嫌がらせという人権侵害も起きています。私に対し、過去の過ちに対する謝罪をし、今の嫌がらせのような対応をやめ、復職や処遇について、早急に誠意のある対応をすることが、不正会計事件を起こし、体質改善が求められている東芝に求められる対応ではないでしょうか。

昨年及び6月の定期株主総会で、この事件について事前質問を提出しましたが、綱川智社長からは、取り上げられることもなく無視をされました。上告中の時は、株主総会で取り上げ、私を一方的に裁判クレーマー扱いする発言をしておきながら、裁判で東芝の全面敗訴が確定し復職を開始した今、回答しない、というのは、私の復職に対する東芝の対応に問題があると自覚があるから、としか思えません。この質問状に対し、今度こそ、株主総会できちんと回答していただくようお願いします。

 質問は以上です。東芝の社長の誠意ある回答をお願い致します。





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Author:yumi
女性技術者。重光由美。うつ病を患って休職中に解雇されたため解雇撤回の裁判を(株)東芝相手に提訴しています。のんびりと療養していたのが一転、症状はジェットコースター。裁判はうつ病にとっても悪い…それでもうつ病との闘いは続くのであった。




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