さて、既に差し戻し審も始まっており、報告が随分遅れましたが、3月24日最高裁判決の報告です。
16:00開廷ですが、15:10から最高裁南門で傍聴券の配布開始
傍聴列の最後尾には、書記官が「整理券配布 最後尾はこちらです」というプラカードを持って立ちます。

15時20分から最高裁の中へ。
筆記用具以外はロッカーに預けて、最高裁内のロビーで待機したのち、15:40から第2小法廷に入廷
傍聴人29人、マスコミ8人(マスコミ席に着席)傍聴でした。
16:00に裁判官4名が入廷、
裁判長が、主文を言い渡し、裁判はあっという間に終わりました。
法廷スケッチ(友人画)

主文
1 原判決中、損害賠償請求及び見舞金支払請求に関する上告人敗訴部分を破棄し、同部分につき、本件を東京同等裁判所に差し戻す。
2 上告人のその余の上告を棄却する
3 前項に関する上告費用は上告人の負担とする。
東京高裁へ差し戻す、予想通りの主文だなあ、と思いながら、法廷を後にしました。
裁判終了後、最高裁判所南口で、傍聴に来て頂いた皆さんに、原告、弁護士より簡単にあいさつ。

その後、慌ただしくタクシーで、東京地裁へ移動し、東京地裁の司法記者クラブで記者会見の準備。
東京地裁の弁護士控室で、弁護士より判決文全文をもらいました。
部分的な上告受理、会ったこともない裁判官等々、上告が受理されても、すっきりとはできない気持ちで迎えた最高裁判決でしたが、
渡された、全14ページの最高裁判決文では、当時の私の業務の過酷さに多く触れ、また、控訴審判決文では否定された、私が体調不調を訴えながらも働かされた事なども、きちんと認められて書かれており、予想をはるかに超えて素晴らしい判決内容で、
判決文を読みながら、
「私の訴えたてきたことが、わかってもらえた、発症当時のつらさがわかってもらえた・・・」、
という思いから、涙が出そうになりました。実際、判決文を読みながらハンカチで目頭を押さえる事度々。
しかし慌ただしく、記者会見で読むコメントも書き、記者会見に備えました。
17:30から記者会見の様子です。

18:00からは、東京地裁の隣の弁護士会館で報告集会。
弁護士4名と一緒に遅れて18:15に弁護士会館に到着。
小さな部屋しか予約ができず、全員は座れなかったためか、質問も少なく、短めに終了。私は途中から座らせてもらいました。

18:45からは、隣の日比谷公園内のレストランで、支援者の方が企画してくれた、祝賀会兼懇親会。
「画期的」「すごい!」とお祝いムードの中、楽しく飲食をし、最高裁判決日は終わりました。

3月24日の画期的最高裁判決日から随分と経過しましたが、ようやく最高裁判決の報告ができました。
勝訴して気持ちが良かったのに、勝訴による達成感うつ?症状悪化がかなり長引いているようです。
まだ滞っている報告も、無理せず、順次行っていきたいと思います。
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