日本経済新聞
東芝の解雇、二審も無効 東京高裁「仕事で鬱病」認定 2011/2/23 12:22 (2011/2/23 13:19更新)
過重労働で鬱病となったのに、休職期間終了を理由に解雇されたのは不当として、東芝の技術職の元社員、重光由美さん(44)=埼玉県深谷市=が解雇無効の確認などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(岡久幸治裁判長)は23日、一審に続き、業務と鬱病の因果関係を認め解雇を無効とした。東芝側の敗訴。
一審東京地裁判決(2008年4月)が解雇を無効とし、慰謝料など約835万円と未払い賃金の支払いを命じたのに対し、東芝側、重光さん側双方が控訴。岡久裁判長は双方の控訴を退け、慰謝料部分で労災認定による休業補償支給分などを差し引いた。
判決後に東京・霞が関の司法記者クラブで会見した重光さんは「東芝の対応は病気の私を苦しませ続けている。誠意を持ってほしい」と批判。東芝広報室は「今後の対応は、判決内容を精査して慎重に検討していきたい」とコメントした。
一審判決によると、重光さんは埼玉県の深谷工場で00年から液晶生産ラインの開発などを担当。長時間の過重な労働で01年4月にうつ病と診断されて10月から欠勤していたが、会社は04年9月に解雇した。[共同]
二審も「解雇無効」、東芝敗訴 業務とうつ病、関係認める 過重労働でうつ病となったのに、休職期間終了を理由に解雇されたのは不当として、東芝の技術職の元社員重光由美さん(44)=埼玉県深谷市=が解雇無効の確認などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(岡久幸治裁判長)は23日、一審に続き、業務とうつ病の因果関係を認め解雇を無効とした。東芝側の敗訴。
一審東京地裁判決(2008年4月)が解雇を無効とし、慰謝料など約835万円と未払い賃金の支払いを命じたのに対し、東芝側、重光さん側双方が控訴。岡久裁判長は双方の控訴を退け、慰謝料部分で労災認定による休業補償支給分などを差し引いた。
判決後に東京・霞が関の司法記者クラブで会見した重光さんは「東芝の対応は病気の私を苦しませ続けている。誠意を持ってほしい」と批判。
東芝広報室は「今後の対応は、判決内容を精査して慎重に検討していきたい」とコメントした。
一審判決によると、重光さんは埼玉県の深谷工場で00年から液晶生産ラインの開発などを担当。長時間の過重な労働で01年4月にうつ病と診断されて10月から欠勤していたが、会社は04年9月に解雇した。
重光さんが国に労災の療養・休業補償の不支給処分取り消しを求めた別の訴訟では09年5月、東京地裁が処分を取り消し、労災と認めた。
2011/02/23 12:48 【共同通信】
東芝元社員:過労でうつ病認定 東京高裁も解雇無効 過重労働でうつ病となったのに、休職期間終了を理由に解雇されたのは不当として、東芝の技術職の元社員、重光由美さん(44)=埼玉県深谷市=が解雇無効の確認などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(岡久幸治裁判長)は23日、1審に続き、業務とうつ病の因果関係を認め解雇を無効とした。東芝側の敗訴。
1審・東京地裁判決(08年4月)が解雇を無効とし、慰謝料など約835万円と未払い賃金の支払いを命じたのに対し、東芝側、重光さん側双方が控訴。岡久裁判長は双方の控訴を退け、慰謝料部分で労災認定による休業補償支給分などを差し引いた。
判決後に東京・霞が関の司法記者クラブで会見した重光さんは「東芝の対応は病気の私を苦しませ続けている。誠意を持ってほしい」と批判。
東芝広報室は「今後の対応は、判決内容を精査して慎重に検討していきたい」とコメントした。
1審判決によると、重光さんは埼玉県の深谷工場で00年から液晶生産ラインの開発などを担当。長時間の過重な労働で01年4月にうつ病と診断されて10月から欠勤していたが、会社は04年9月に解雇した。
重光さんが国に労災の療養・休業補償の不支給処分取り消しを求めた別の訴訟では09年5月、東京地裁が処分を取り消し、労災と認めた。
毎日新聞 2011年2月23日 17時10分
うつ病職員解雇控訴審も「無効」
東芝に3千万円賠償命令「東芝」(東京都港区)の工場で働いていた女性従業員が、長時間労働が原因でうつ病を発症したのに不当に解雇されたと主張していた訴訟で、東京高裁(岡久幸治裁判長)は23日、解雇を無効とした一審・東京地裁判決を支持する判決を言い渡した。損害賠償についても慰謝料などを増額して計約3千万円の支払いを東芝に命じた。
朝日新聞 朝刊
東芝元社員の解雇無効認める東京高裁 過重な労働でうつ病になって休職したのに解雇されたのは不当として、東芝の元社員、重光由美さん(44)(埼玉県深谷市)が同社を相手取り、解雇無効の確認などを求めた訴訟の控訴審判決が23日、東京高裁であった。岡久幸治裁判長は1審・東京地裁判決と同様、業務とうつ病との因果関係を認め、解雇を無効とした。未払い賃金や慰謝料などの支払額については一審の計2800万を変更し、計3700万円とした。
読売新聞 夕刊
二審も解雇無効判断
東芝元社員、過労でうつ病過重労働でうつ病となったのに、休職期間終了を理由に解雇されたのは不当として、東芝の技術職の元社員重光由美さん(44)=埼玉県深谷市=が解雇無効の確認などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(岡久幸治裁判長)は23日、一審に続き、業務とうつ病の因果関係を認め解雇を無効とした。東芝側の敗訴。
一審東京地裁判決(2008年4月)が解雇を無効とし、慰謝料など約835万円と未払い賃金の支払いを命じたのに対し、東芝側、重光さん側双方が控訴。岡久裁判長は双方の控訴を退け、慰謝料部分で労災認定による休業補償支給分などを差し引いた。
判決後に東京・霞が関の司法記者クラブで会見した重光さんは「東芝の対応は病気の私を苦しませ続けている。誠意を持ってほしい」と批判。
東芝広報室は「今後の対応は、判決内容を精査して慎重に検討していきたい」とコメントした。
一審判決によると、重光さんは埼玉県の深谷工場で00年から液晶生産ラインの開発などを担当。長時間の過重な労働で01年4月にうつ病と診断されて10月から欠勤していたが、会社は04年9月に解雇した。
重光さんが国に労災の療養・休業補償の不支給処分取り消しを求めた別の訴訟では09年5月、東京地裁が処分を取り消し、労災と認めた。
東京新聞夕刊
二審も解雇無効
深谷工場の東芝元社員 過労でうつ病と認定過重労働でうつ病となったのに、休職期間終了を理由に解雇されたのは不当として、東芝の技術職の元社員重光由美さん(44)=埼玉県深谷市=が解雇無効の確認などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(岡久幸治裁判長)は23日、一審に続き、業務とうつ病の因果関係を認め解雇を無効とした。東芝側の敗訴。
一審東京地裁判決(2008年4月)が解雇を無効とし、慰謝料など約835万円と未払い賃金の支払いを命じたのに対し、東芝側、重光さん側双方が控訴。岡久裁判長は双方の控訴を退け、慰謝料部分で労災認定による休業補償支給分などを差し引いた。
判決後に東京・霞が関の司法記者クラブで会見した重光さんは「東芝の対応は病気の私を苦しませ続けている。誠意を持ってほしい」と批判。
東芝広報室は「今後の対応は、判決内容を精査して慎重に検討していきたい」とコメントした。
一審判決によると、重光さんは埼玉県の深谷工場で00年から液晶生産ラインの開発などを担当。長時間の過重な労働で01年4月にうつ病と診断されて10月から欠勤していたが、会社は04年9月に解雇した。
重光さんが国に労災の療養・休業補償の不支給処分取り消しを求めた別の訴訟では09年5月、東京地裁が処分を取り消し、労災と認めた。
埼玉新聞朝刊
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