法廷スケッチが友人から届きました。
判決文を読み上げる裁判官(中央)
私(左端)は判決文が読み上げられる直前までどきどきしていました。

被告(国)側(右側)は欠席でした。
裁判官が入廷した後、主文を読み上げ、法廷はあっという間に終わりました。
私は、原告席に座ってから、判決文が読み上げられる直前まで緊張して、どきどきしていましたが、
裁判官の主文読み上げが始まり、
「主文
熊谷労働基準監督署長が原告に対して平成18年1月23日付けでなした労働災害補償保険法による療養補償給付たる療養の費用及び休業補償給付を支給しない旨の処分(以下「本件処分」という)を取り消す」
と、「支給しない旨の処分を取り消す」という言葉を聞いた瞬間、
ああ、勝ったんだ~よかった~
と、ものすごくほっとしました。
あっという間に終わった主文読み上げの後、立ち上がって傍聴席を見ると、座っている人達が皆ポカーンとした顔をしていました。「勝訴しました」と私が言うと、ようやく結果が飲み込めたようで、みなさん、「よかった」と喜んで頂きました。
判決後の集会では、勝訴のお祝いの花束を頂きました。
川人弁護士から判決の説明があり、それから私が簡単にあいさつをしました。
傍聴に来ていただいた皆さんからは
「裁判官の声が小さくて聞き取れなかった」
「判決文の内容が難しくて聞いていて理解が出来なかった。わかりやすい言葉で言ってほしい」
「裁判員制度が始まるのだから、誰にでもわかるような判決文にしてほしい」
といった、判決がわかりにくいという意見が多数出ていました。
確かに、そうですね。
傍聴人が、勝訴したかさえもわからないのでは、せっかく公正に判決していただいたのだから、判決文主文は、傍聴人にもわかるよう、ゆっくりしゃべってもらえると良かったかなあと思います。
しかしなんといっても裁判の問題は「長さ」ではないでしょうか。
資料の提出に時間をかけてずるずる引き延ばす、こんな単純な事で裁判がいくらでも引き伸ばされてしまう。引き伸ばされれば弱者は精神的金銭的にすごく辛いのに、それが制止されることなく裁判は長く続く。弱者に裁判なんてあきらめろといってるかのように。今の裁判は、権力者に甘く弱者に厳しい。長引かせたほうに罰則を与えるとか出来ないのでしょうかね。
まあ、病気の身で2つの裁判を抱えている私にとっては、日程がきつくなりすぎず、適度の休憩が取れて、よかったと言えばよかったのですけどね~
さて判決後、支援者の方と写真を取りました。中央で花束を持っているのが原告の私で、左側が担当弁護士の川人博弁護士です。

川人弁護士と私との2ショットです。

そして14時半から記者会見が行われました。(続く)
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