判決終了後、記者会見まで、打ち合わせのため、弁護士と裁判所内の弁護士控え室へ。
通常は、ここで判決文を必死に読んで判決内容を把握し、記者会見用の資料を作成する、
と聞いていたのですが、裁判官が判決内容も読んでくれたので、その作業を省く事ができました。
とはいえ、弁護士と話をしながら「記者会見コメント」を書いたら、いつのまにやら記者会見の時間になっていました。
そして、東京地裁の2階にある記者クラブへ。
午後2時45分から3時30分まで記者会見が行われました。

記者会見の様子 左から山下弁護士、川人弁護士、私 (TBSNewsiより)
記者会見は、裁判提訴時にも行ったので、今回で2回目でした。
テレビカメラは、NHKと日本テレビの2台、それからハンディカメラを回している記者さんが2名位いました。記者さんは全員で12人くらい、人数は裁判提訴のときと同じ位でした。
当時、芸能人が行っている記者会見しかイメージになかった私には、
記者会見って、意外と質素な部屋で少人数なんだなと、思ってしまいました。
参考に、記者会見終了後に記者会見席から携帯で撮った記者会見場の写真です。

記者会見では、弁護士による判決の説明が大部分でした。
労災が不支給になっている事、大企業東芝が嫌がらせまでして徹底抗戦した状態で勝ち取った「解雇無効」の判決、慰謝料の低さ、言いたいことがたくさんある。
そう思って記者会見に臨みましたが、記者さんから私への質問は1つだけで、少し拍子抜けでした。
裁判提訴の時は、私への質問が結構あったんですけどね・・・
それでも、弁護士からは終了後「良かった」とほめられました。
また、弁護士より
「うつ病になり解雇された社員の解雇が無効になった判決は初めて」
と説明があり、びっくりしました。これは記者会見の場で、私も初めて知った事でした。
解雇裁判なんて、ネットで検索すればたくさん出てくるのに、初のうつ病社員の解雇無効の判決とは!5月27日のブログにも書きましたが、精神疾患の労災申請数・認定数とも増加の一途です。労災申請した人の多くは解雇されて生活のため申請した、のではないでしょうか。そういう人、特に労災認定された人が解雇無効の裁判を会社に対して起こしても全く不思議は無い、と思ってたので、初の解雇無効判決という事実に驚きました。
記者会見終了後の午後3時30分からは、支援者への報告会。
傍聴者20人位が残って参加してくれました。
ここで判決の内容を報告する予定でしたが、すでに判決直後の説明会で判決内容の説明は済んでいたので、自己紹介を兼ねて一言ずつ発言してもらいました。
参加者は会社とのトラブルを抱えている人が多く、今日の勝訴判決が励みになったといった発言もあり、一人ひとりの発言に皆で励ましあっているようで、とってもいい雰囲気でした。
が、実は私は、記者会見が終わって緊張の糸が切れたのか、この報告会から、疲れを感じて集中力が低下し、頭が回らなくなってきました。うつ病患者の私は、このあたりで体力・精神力が尽きたようでした。
報告会終了後、途中の日比谷公園で記念写真を撮り、予約していた赤坂にあるビジネスホテルに直行。チェックインしたのは午後5時くらいだったでしょうか。
とにかく疲れていたので、ベットに横になり、少し落ち着いてから、ブログに「勝訴バンザイ」の記事をアップしました。
続く
クリックお願いします<(_ _)>
