支える会宛に、届いたメールを紹介します。
Mです。こんにちは。
私も2年間うつ病で休職しましたが、復職の際には前の職場から離れて単身赴任を解消する形で、さらに希望する部署を聞いてくれました。おかげで希望の分野に配属され、復職してもうすぐ3年になろうとしています。
後に続く人たちのため、主張が認められるよう応援しています。Mさんの会社では、職場復帰に際し、希望する部署を聞いてもらい、新たな勤務地に復帰する事が出来たようです。良かったですね。
さて、私(東芝)の場合なのですが・・・
復帰場所の話は、控訴審の和解協議で最初から出てきました。和解協議は、東芝側とは別々に話し合うので、裁判官と東芝がどの様な話をしているのかはわからないのですが、東芝が業務上の傷病と認めるかも決まっていない段階から、なぜか職場復帰の話が・・・
私は、元の職場に戻る事を考えるだけで不安感に襲われるので
「元の職場だけは無理です」と和解協議の度に言っていたのですが、会社からの回答は「元の職場に責任を持って戻したい」の一点張り。
私の主治医に相談したところ、主治医からは
「メンタルの病気で休職していた人が、会社に復帰する際に勤務地を変更する事は、
他の会社では普通に行われてることですよ。」と言われました。その後は口には出しませんでしたが「東芝ほどの大きな会社が、心の病気になった人を、復帰時に転勤させる事くらい、できる事でしょ、他の会社が普通にやってるんだから」と言っているように感じました。
しかし会社(総務)はその後も「元の勤務地に戻したい」の一点張りなので、私が「復帰場所について、東芝の産業医や臨床心理士など専門家の意見を聞いて欲しい」と伝えたところ、東芝から出てきた書類が以下でした。
「職場復帰に関する産業医の見解
メンタルヘルス疾患による休業から復帰させる場合は、休業前に従事していた職場に復帰させる事が大前提であり、復帰と同時に他業務に従事させること、また、引越しを伴う転勤をさせることは、病気再発の可能性を増大させるため、得策ではない」・・・・・
産業医名が書いて無いのですが、本当に産業医が書いた意見なのか疑問・・・・・
元の職場でなく希望する職場で復帰をしたい、などと言うと、「戻れる場所があるだけでも幸せ、希望する部署に転勤させてもらうなんて贅沢」という人がいるかもしれませんが、東芝は、自社のホームページのCSRの項目に社員のメンタルヘルスについて以下の内容を載せ、世間にメンタルヘルスに力を入れているとアピールしています。
東芝のホームページ 「従業員の安全と健康 メンタルヘルス」の項目より抜粋
http://www.toshiba.co.jp/csr/jp/employee/safety_j.htm職場復帰支援プログラム
2003年に全国に先駆けて職場復帰支援プログラムを開始し、休業した従業員が円滑に職場復帰し再発しないようにサポートしています。産業保健スタフは、主治医や職場および家族などと連携をとりながら、適切な就労時期や場所、仕事の仕方を提案します。適切な就労時期や場所、仕事の仕方を提案します
と外部的には書いておきなから、他の会社では普通に行われている、復帰時に「転勤させる」ことをしないとは~~
元の職場に必ず戻すのだったら「職場復帰プログラム」なんて御大層なモノいらないですよね~~
「全国に先駆けて職場復帰支援プログラムを開始し」なんてホームページでメンタルヘルスについてアピールしてますけど、なんか、絵に描いた餅って感じですよね~~
「東芝の職場復帰支援プログラム」がどんなものか、内容を見てみたいもんですねーー
ああ、行政訴訟に勝訴して判決が確定したら、約1年間も「元の職場に復帰させたい」と言い続けていた東芝が、突然、「復帰する時の転勤先の場所」を提案してきたのでした
状況によって「職場復帰プログラム」の内容が変わる、ということでしょうか??
会社に、とっても都合の良い「職場復帰プログラム」ですね~~
さて、次回裁判はあさってです。東芝はどういう態度に出るのでしょう。
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