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東芝との解雇裁判 地裁 の記事一覧
産業医の意見書 
2010.10.01.Fri / 23:35 
少し前まで、暑くてまだエアコンを入れたりしていたのに、急に涼しくなってきました。
肌寒いと感じたりするのですが、これで例年くらいの気温だとか
今年の夏は、記録的な猛暑でした。
とにかく、日々過ごしやすくなったことは確かで、よかったです。

前回の裁判から1週間はなんとなく疲れが取れない状態でしたが、普段どおりにすごせるようになって来ました。
裁判自体は淡々と15分程度で終わったのに、終了後、数日寝込んで回復に一週間かかるというのは、疲れすぎる・・・

今回は、前日に、会社から、気分が悪くなる23ページの準備書面と、それから何と言っても、
東芝の産業医I医師とO医師(精神科医)2名の意見書が提出されたから、
それが体調の悪化を加速させたのだと思います。

一審の段階では、東芝の産業医からは何の意見書も提出されませんでした。
上司や同僚の偽の証言が複数提出され、労災が不支給となっていた状態で、産業医から「業務上ではない」という意見書が出てもおかしくない状態だったのに、判決まで何も提出されなかったことに、東芝の産業医のプロ意識や良心のようなものを感じていたんですけどね。

地裁時に意見書を提出しなかったのに、労災に認定され、業務上であることが覆ることがなくなった今、なぜ、「業務上ではない」と言う意見書が東芝の産業医から提出されるのでしょう。
会社がこの二人の産業医によほどの高待遇でも、持ちかけたのでしょうか?
真相は全くわかりませんが、非常に残念な内容の意見書です。

本当にしつこい東芝の対応にも、東芝の産業医の意見書にも、うんざり感や残念感が強く、それが疲れを加速してしまった原因のように思います。

それでも、裁判は、あとは、結審と判決を待つだけです。
和解決裂後の不安定感も、感じなくなりました。私は自分のやれることをやるしかありません。

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控訴審・弁論準備終了 
2010.09.21.Tue / 22:38 
9月17日に東芝との控訴審・第17回弁論準備が行われました。
秋風は吹いていましたが、照りつける日差しが強いと感じる一日でした。

書面の提出期限だった8月30日までに
原告から準備書面(5)被告から準備書面(6)

がそれぞれ提出されましたが、裁判日の前日である9月16日に、東芝から、

株式会社Mの産業医O医師の意見書、
東芝 人事・業務サーポートセンター産業医I医師、O医師の意見書

と、合計3名の医者の意見書が新たに提出されました。
内容は、原告の発症は業務によるものではないと言うもの。
しかし、国に労災に認定されいる以上、
業務上であるということは覆ることはありません。
それなのに、業務上ではないと書かれた、3名もの医者の意見書を無駄に、
裁判日前日に提出するとは、東芝は、本当にしつこい態度をとり続けています。

それでも、裁判は、次回、最終弁論期日(結審)を迎えることになりました。
3月に和解交渉が決裂し、そして控訴審開始から約2年以上が経過し、
裁判は、ようやく結審・判決へと進むことになりました。


次回は公開裁判となります。いつまでもしつこく徹底抗戦してくる東芝に対し、より有利な判決を得るためにも、裁判傍聴お願いします

---------------

裁判傍聴お願いします

東芝との控訴審 最終弁論期日(結審)

11月24日(水) 15:30~

東京高裁825号法廷

----------------

裁判自体は淡々と15分程度で終わったのですが、裁判当日、会社側の不快な書面を読んだ疲れもあり、裁判が結審に進み、判決までが見えてきたと言うのに、なんだか酷く疲れ、2日くらい寝込んだのでした。


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被告の書面到着 
2010.09.15.Wed / 20:59 
先週末に、山口の実家から、埼玉に戻ってきました。

9月の半ばというのに、まだまだ残暑が厳しいのですが、やはり実家で規則正しく、裁判のことをすっかり忘れて過ごしたおかげで、随分体調が戻ってきたのを実感しています。

実家から戻ってきたら、次回裁判に向けて、被告(東芝)から提出された書面が届いていました。

被告からの書面は、全25ページの書面がひとつでした。
実家からの移動で疲れていましたが、どうせ読んだら疲れるのだから今読んでしまおうと、不安感を感じながら、書面を読み始めました。

書面全25ページ中、約17ページが、私の発症に関する業務起因性についての記述で、私の病気は業務上ではない、という主張でした。

もはや国に労災認定され、労災給付金も支給されているんだから、発症が業務上であることは、覆ることは無いんですけどね、
長々とページを割いて、業務上でなかったという主張をすること自体、無駄だし、そもそも主張の内容も屁理屈に近くてくだらない、
書面を読みながら、内容のくだらなさに、ぷっとふきだした部分もあったほどです。

読み始めるときは不安定でしたが、読み終えて、東芝の書面はこんな程度の内容なのかと、気分はかなり落ち着いていました。

それでも、実家から移動してきた疲れと、裁判環境が戻ってきたと、覚悟しながら不安定になりながら書面を読み始めたこととが重なって、当日は疲れが倍増し、2、3日疲れが取れませんでした。

しかし、新たに「要請はがき」運動を始めたりしたからか、勝訴しマスコミ報道されて以降、ずっとあった漠然とした不安感がすっかり落ち着いてきたような気がします。

今の裁判の争点は、損失相殺、過失相殺等々法的に難しい内容になっており、私も理解出来ない部分も多いのですが、そのうち、皆さんにわかるように説明をしたいと思っています。


さて、次回裁判17日の日程が迫ってきました。東芝はどういう態度にでるのでしょう。

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* テーマ:裁判 - ジャンル:政治・経済 *
強制執行停止決定 
2008.07.12.Sat / 09:16 
判決後自宅に戻って翌日、まだ涙が流れっぱなしだった午後3時ごろ、裁判所から「特別送達」が届きました。
開けてみると「強制執行停止決定」と書いた書類が入っていました。

------------------
強 制 執 行 停 止 決 定 
申立人 株式会社東芝
代理人名6名の名前

被申立人 重光由美

申立人は当裁判所が平成20年4月22日言い渡した仮執行の宣言を付した判決に対し、控訴を提起し、同判決に基づく強制執行の停止を申し立てた。
 当裁判所は、同申立を理由があるものと認め、申立人に被申立人重光由美のために金2000万円の担保を立てさせて、次のとおり決定する。

           主      文
 上記債務名義に基づく強制執行は、本案控訴事件の判決があるまでこれを停止する。
         平成20年4月22日
           東京地方裁判所民事第11部
              裁判官 鈴 木 拓 児  
                      
------------------

金2000万円の担保を立てさせて、次のとおり決定する?
主文?
これはなに??しかも私側の弁護士の名前が書いてないし?

疲れて精神的にも落ち着いてなかったときに届いた裁判所からの意味不明の書類。
すぐに弁護士に電話をしたのですが、あいにく終日外出とのこと。

流れっぱなしだった涙はその後夜には止まりましたが、疲れがひどく、結局その日も睡眠は不安定なまま過ごし、そして翌日弁護士から説明の電話がかかってきました。

弁護士の説明によると

勝訴した判決文には仮執行宣言が付いており、
主文のうち
毎月の賃金の支払いと、慰謝料の支払いについては仮執行することができる、つまり控訴されたが、裁判所に仮執行の申請をすれば毎月の賃金と慰謝料の請求を被告会社に出来る。
しかし被告東芝がそれをさせないため、
金2000万円を裁判所に担保を収め、原告が仮執行が出来ないための手続き「強制執行停止申立」をした
ということでした。

あ、そう・・・ですか・・・

勝訴したとして、仮執行して賃金請求するなんて頭になかったのですが・・・

弁護士からは、仮執行について、小さな会社だと倒産の可能性があるから仮執行したりもするが、東芝は倒産する事はないから仮執行しなくてもいいのでは。仮執行を行なった場合、控訴審で負ければ返さなくてはならないし。と言われていました。
まさか東芝が仮執行の強制執行停止申立をしてくるとは予想していませんでした。

東芝の即日控訴と即日「強制執行停止申立」
巨大企業であり資本もたくさん持っている東芝が、病気で働けない収入の無い社員との裁判で敗訴後即日控訴をし、さらに即日2000万円を裁判所に収め、仮執行をさせないようにする・・・
正直、なんか、セコイなあ・・・と思ってしまいました。

それだけ東芝は徹底抗戦するぞ、これからも長引かせるぞという意思の表れなのでしょうね
なりふり構わずな態度にいい加減げんなりでした・・・

それでも、疲れきって、不安定になりやすかった私の不安感は増大してしまいました。
「相変わらず徹底抗戦の東芝、控訴審でも何をしてくるか分からない。
もしかして負けるかも・・・」という不安感にも襲われました。
精神疾患は不安定になると自分では制御が難しいんです。
(体調が戻ってきた今は、控訴審も負ける気はしませんが先は長そうですね・・・)


判決日以降数日間に、とにかくいろいろな事があり、、
結局、帰宅して3日間睡眠は無茶苦茶、疲労もひどく、頭は動かなくなり、症状も悪化し不安感も増大。

4日目、やっと外出が出来るようになり、とりあえず食糧調達しましたが、食欲は無く・・・

勝訴したというのに、勝利を味わう間はほとんどなく、連続の裁判、即日控訴、打ち合わせ、強制執行停止申立、企業に有利で労働問題を報道しないマスコミの実態などなど、いろいろな出来事があり、不安感と疲労感とがいつもの裁判よりひどく、なかなか回復できずにいましたが、2か月経った今、随分と回復中です。

判決日の出来事、これでやっと終わりです。(少し時間かかりすぎでしたか)

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判決文 
2008.06.28.Sat / 21:15 
気が付けば、判決日から2か月以上経過していましたが・・・

判決日に要望があった判決文ですが、裁判ホームページにやっと判決文全文を載せました。
よろしかったら、御覧ください。
資料は友人がテキストファイルに起こしてくれました。手伝ってくれた友人に感謝。

東芝・過労うつ病労災・解雇裁判HP
http://homepage2.nifty.com/tsbrousai/
判決文全文
http://homepage2.nifty.com/tsbrousai/hanketubun.html

全部で62ページと非常に長いのですが、判決にあたる部分は50~62ページ
「2 争点に対する判断」の部分です。

ところで、控訴理由書提出後の疲れがまだまだ取れません。
頭痛は治まってきたんですが、日に日にクビや肩のコリが広がって行くような気がします。疲労感もなかなか取れません。
これって、ひたすら寝て疲れが取れるのを待つしかないんでしょうか、結構つらかったりします・・・
はああ

「判決日の出来事」、2か月以上経つというのに、まだ全部書けていませんね・・・。
書き終えてない事がなんとなく引っかかっていて、早く書き終わらせたいんですけど、ここは無理せずですね。

それにしても、こちらは締め切りに間に合わせるために必死になったのに、会社からの控訴理由書はまだ提出されません。
なんなんでしょうね~~

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弁護士打ち合わせ 
2008.06.20.Fri / 15:30 
判決日の翌日、東芝の即日控訴を受け、
こちらからも慰謝料額を不服とする控訴をすることになりました。

続いて、弁護士と契約について、話し合い。

私の担当弁護士は、過労死分野では有名な弁護士です。

しかし、有名な弁護士が、全ての依頼人にとって良い弁護士であるとは限らない・・・

ネット上に、弁護士の選び方について
「有名な弁護士が必ずしもいいとは限らない。有名な弁護士はたくさんの案件を抱えているので、一つ一つの案件にかける時間が短かったりする事がある。それより時間を掛けて話を良く聞いてくれる弁護士を探した方が良かったりする」
という内容の書き込みを見た事がありました。
この書き込みに共感できる部分もあり。

依頼人の私の話を聞いてもらえない、打ち合わせが少ない、そう思う事がしばしばあり、
そういった事に対しこれまでも、弁護士とは何度か話し合いをし、
弁護士を変えることまで考えましたが、結局話し合いにより、
弁護士体制を増強するということになったはずが・・・

地裁の裁判では、全面勝訴となりましたが、
最終書面は私の満足のいくものではありませんでした。

私がすごく主張したかった事は、結局私が最終意見陳述書にやっと書けた程度。

確かに労働基準監督署の労災は不支給でしたが、、
当時の業務資料が多数あり、長時間残業も証明できている状況では、私の病気の発症原因が業務上であることは、
公平に判決が行われすれば認められて当然のことだと私は思っていました。
そして裁判官は私の主張をほとんど全面的に認める素晴らしい判決を出してくれました。

しかし、慰謝料の低さ、それが争点にできなかったことにどうしても不満があり、
弁護士との打ち合わせが不十分だったことなど、
控訴審を依頼する前に、ここぞとばかりに弁護士にこれまでの不満を言い、
弁護士には弁護士なりの言い分があり、まあいろいろありましたが、
最後は、新たに弁護士体制を整えることなど、
お互いに納得する形で契約をする事ができました。

今後は弁護士を増強し、弁護士体制が強固になることになりました。

弁護士も私も目指す方向は一緒、労働者の人権を守り働きやすい社会を目指して
(な~んて、私はそこまで考えてなかったりしますが)

弁護士が増えて良くなるのかな~、なんて考えても仕方が無いので、きっと良くなると思いつつ、
より強固になった弁護士と一丸になって、今後も、体調に無理をしない程度に、自分の労働者としての当然の権利を主張していこうと思っています。

さて、裁判勝訴判決、記者会見、翌日の行政訴訟、控訴、弁護士体制の増強など、盛りだくさんの2日間を終え、自宅に戻ってきたのは夕方くらいでしょうか。
パソコンを立ち上げ、自分のブログにアクセスし、コメントの多さにびっくり

判決日の出来事まだまだ続く

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* テーマ:労働問題 - ジャンル:政治・経済 *
控訴しました 
2008.06.16.Mon / 15:56 
解雇裁判判決日の翌日は行政訴訟(労災取消し訴訟)が行われ、終了後
東芝との民事裁判の控訴審について、弁護士と打ち合わせを行いました。

すでに東芝が即日控訴をしたので、今後も裁判が続く事は、はっきりしていました。

実は、去年の10月の進行協議期日で、裁判官の和解に東芝が応じなかった時から、
東芝が負ける可能性が高いであろう事、そして東芝が敗訴した場合、控訴して、裁判で引き伸ばしを続けるであろう事も、なんとなくわかっていました。

労災が不支給になっていた事もあり、
地裁では、「私のうつ病発症原因が業務上であった」という主張がメインになってしまっていて、発症時に私が受けた苦痛や今現在も症状に苦しめられている事など、
私が受けた精神的肉体的苦痛が非常に大きいといった主張がほとんど出来ていませんでした。

だったら・・・控訴されたら・・・
今度は、私が受けた苦痛に相応する額の慰謝料を請求する裁判にしたい、そう思っていました。

そして判決。全面勝訴。
会社に支払いを命じた額のほとんどは未払い賃金分で、
真の慰謝料の額は200万円
弁護士曰く「日本の慰謝料は低いので、これで全面勝訴」だそうです・・・
日本の慰謝料の額は低い、とは言われていますが、本当に低い・・・

しかし慰謝料について主張がほとんどできていなかったのは事実。
裁判官は、私の主張を全面的に認めてくれるすばらしい判決を出してくれたと思っています。

だから、東芝が即日控訴したときから私の気持ちは決まっていました。

つまり、
慰謝料の額の低さに対し、不服申し立ての控訴をこちらからすることにしました

最終意見陳述書
「私の味わった苦痛や失ったものは、お金に代えられるものではありませんが、過重な労働によって精神疾患になることが非常につらく苦しいことを分かってほしいし、同じ様な過重労働で苦しむ人がいなくなってほしいと思っています。そして、うつ病に対する偏見が少しでもなくなり、社会のメンタルヘルスが向上することを願っています。」

を実現するべく、これからも無理をしない程度に頑張っていこうと思っています。
そして、訴訟中に東芝から受けた不当な行為(嫌がらせなど)についても追求していきたいと思っています。

私にとっては、これからが本当の裁判闘争のような気がします


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* テーマ:裁判 - ジャンル:政治・経済 *
判決日-その夜ホテルで 
2008.06.09.Mon / 13:04 
赤坂のビジネスホテルにチェックインし、とにかく疲れていたので、ベットに横になり、少し落ち着いてから、ブログに「勝訴バンザイ」の記事をアップしました。
「NHK全国版で放送したよ~、録画もした~」と友達からメールがあり、それから、支える会事務局から会員宛に勝訴のメールをしたこともあり、私の携帯に友人・知人から電話やメールが入って来ました。
そしてブログにお祝いのコメントも。
嬉しさと疲れが混ざった状態でした。

夕食は、せっかく赤坂に来たんだから、赤坂サカスで食べようかな、なんて思ってたのですが、疲れのため食欲無く、またホテルが赤坂サカスから結構遠かったので、結局出かけるのは止め、ホテルの近くのオリジン弁当でお弁当を買い(実は初オリジン弁当☆なのでこれでいいかと)、とにかくホテルの部屋で横になり、NHKのニュースを見たりブログのコメントを見たりして過ごしていました。

残念ながら、NHK7時、9時のニュースとも私の裁判の報道はありませんでした・・・

NHK9時のニュースを見終わった後かな?ブログのコメントで、東芝が即日控訴したのを知りました。
しかもその内容が

判決について東芝広報室は「会社の主張が認められなかったことは 大変遺憾で、直ちに控訴の手続きをとった」とするコメントを発表した。

大変遺憾、直ちに控訴、なんとも挑戦的なコメント!
東芝が控訴するであろう事は分かってたけど、このコメントはなんなんだ・・・
東芝は相も変わらず徹底抗戦のようで・・・
せっかくの勝訴バンザイ気分が吹き飛び、疲労感増大、不安感も発生してしまいました。

あーあ、今日くらいは、勝訴を喜びながら気持ちよく眠りに就きたかったのに

コンビニで買ったビールを飲みながらお弁当を食べ、睡眠薬と安定剤を飲んで、早々にベッドにはい込みました。
体力的に疲れた事もあってか、11時過ぎには眠りに入れたような気がします。

こうして、裁判判決日の長い一日は終わり、そして翌日、行政訴訟が同じ東京地裁で朝9時50分から行われたのでした

翌朝、割と目覚めはよく、疲れもそれほどではなく、ホテルで朝食を取り、裁判所に出かけました。
事務局の友人が買って来てた新聞を裁判所でチェック。
「うつ病社員の解雇無効の初の判決」、しかも被告は東芝
話題性が高い、と思ったわりには、新聞記事は意外と小さくて。
うーん、こんなものなのかなあと。
弁護士も記事の小ささに不満そうでした。

9時50分より行政訴訟(労災不支給取消し訴訟)第3回弁論準備が行われました。

行政訴訟第3回弁論準備に続く

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判決日-記者会見  
2008.06.05.Thu / 11:33 
判決終了後、記者会見まで、打ち合わせのため、弁護士と裁判所内の弁護士控え室へ。
通常は、ここで判決文を必死に読んで判決内容を把握し、記者会見用の資料を作成する、
と聞いていたのですが、裁判官が判決内容も読んでくれたので、その作業を省く事ができました。
とはいえ、弁護士と話をしながら「記者会見コメント」を書いたら、いつのまにやら記者会見の時間になっていました。

そして、東京地裁の2階にある記者クラブへ。
午後2時45分から3時30分まで記者会見が行われました。



記者会見の様子 左から山下弁護士、川人弁護士、私 (TBSNewsiより)

記者会見は、裁判提訴時にも行ったので、今回で2回目でした。
テレビカメラは、NHKと日本テレビの2台、それからハンディカメラを回している記者さんが2名位いました。記者さんは全員で12人くらい、人数は裁判提訴のときと同じ位でした。

当時、芸能人が行っている記者会見しかイメージになかった私には、
記者会見って、意外と質素な部屋で少人数なんだなと、思ってしまいました。

参考に、記者会見終了後に記者会見席から携帯で撮った記者会見場の写真です。



記者会見では、弁護士による判決の説明が大部分でした。

労災が不支給になっている事、大企業東芝が嫌がらせまでして徹底抗戦した状態で勝ち取った「解雇無効」の判決、慰謝料の低さ、言いたいことがたくさんある。
そう思って記者会見に臨みましたが、記者さんから私への質問は1つだけで、少し拍子抜けでした。

裁判提訴の時は、私への質問が結構あったんですけどね・・・

それでも、弁護士からは終了後「良かった」とほめられました。

また、弁護士より
「うつ病になり解雇された社員の解雇が無効になった判決は初めて」
と説明があり、びっくりしました。これは記者会見の場で、私も初めて知った事でした。
解雇裁判なんて、ネットで検索すればたくさん出てくるのに、初のうつ病社員の解雇無効の判決とは!

5月27日のブログにも書きましたが、精神疾患の労災申請数・認定数とも増加の一途です。労災申請した人の多くは解雇されて生活のため申請した、のではないでしょうか。そういう人、特に労災認定された人が解雇無効の裁判を会社に対して起こしても全く不思議は無い、と思ってたので、初の解雇無効判決という事実に驚きました。

記者会見終了後の午後3時30分からは、支援者への報告会。
傍聴者20人位が残って参加してくれました。
ここで判決の内容を報告する予定でしたが、すでに判決直後の説明会で判決内容の説明は済んでいたので、自己紹介を兼ねて一言ずつ発言してもらいました。
参加者は会社とのトラブルを抱えている人が多く、今日の勝訴判決が励みになったといった発言もあり、一人ひとりの発言に皆で励ましあっているようで、とってもいい雰囲気でした。

が、実は私は、記者会見が終わって緊張の糸が切れたのか、この報告会から、疲れを感じて集中力が低下し、頭が回らなくなってきました。うつ病患者の私は、このあたりで体力・精神力が尽きたようでした。

報告会終了後、途中の日比谷公園で記念写真を撮り、予約していた赤坂にあるビジネスホテルに直行。チェックインしたのは午後5時くらいだったでしょうか。
とにかく疲れていたので、ベットに横になり、少し落ち着いてから、ブログに「勝訴バンザイ」の記事をアップしました。

続く

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判決日 
2008.05.31.Sat / 12:30 
晴れ。4月後半にしては少し肌寒い日でした。
ベットから起き上がり、外出の準備をしている間、テレビでは「光市母子殺人事件の判決」を生中継で報道していました。

私の裁判の判決は午後1時10分からでしたが、テレビ局が裁判所に入るシーンを撮影するかもしれないからと、午後12時55分に東京地裁裁判所正面玄関で弁護団と待ち合わせ。
テレビ局なんて来るのかな、と思ったら、NHKが来ていて、裁判所に入って行くシーンを撮影しました。



写真はNHKが取材している様子(友人撮影)
左側NHK記者さん(女性)、カメラマンさん、真ん中ピンクのカーディガンの後姿が私です(小さい)

正面玄関では、荷物検査を行うのですが、なぜか一般入場口は行列が出来ていました。
もう一方の入り口のほうが人が少ないからと、弁護士に連れられて別の入り口から入り、619号法廷へ。
法廷の外にはたくさんの人がいて、「傍聴席は一杯でもう座れない」と傍聴に良く来てくれる支援者の方に言われました。

私と弁護団は入廷し、原告席へ。

裁判官が入廷したのち、NHKが2分間カメラを回し、法廷の様子を撮影しました。被告(東芝)席には誰もいません。
撮影が終わった後、東芝側代理人が入廷し、被告席に着席しました。

そして、裁判官が判決文を読み始めました。

「主文
解雇無効とする」

ああ、やっぱり・・・でもよかった・・
ほっとしました。


判決では、主文だけが読まれると聞いていたのですが、
裁判官は、判決文の内容も読み続けました。

「・・・・・・余裕の無いスケジュールで進めなければならなくなり、担当者である原告にとって精神的負担になった。・・・
・・・被告は原告発症後以降も原告の業務を軽減することなく、その上、反射製品業務という原告が携わった事のない業務を併任させ、準備に追われた原告を同月下旬には12日間連続して欠勤させるという事態に陥らせた・・・・・・」

私が大変な業務だったと主張し、会社がたいした業務でなかったと徹底否定した、その私の主張が、裁判官により、次々と認められていく。
私の主張が正しかった事が認められていく!

それは、本当に気持ちの良いことでした。
東芝の引き伸ばし等で判決が待たされた分だけ、喜びも大きかったような気がします。

判決文を聞きながら、傍聴席に目をやると、東芝からは3名が傍聴していました。なんで3人?中途半端な数だなあ、なんて、余裕の感想を持ったりして。

判決文には専門的な裁判用語もあり、私は全てを理解する事はできなかったのですが、
裁判官が判決文を読み終わったら、弁護士が、
「全面勝訴だ、おめでとう」と言って私に手を差し出してきました。
事態が飲み込めないまま、私は差し出された手を握りました。
「こちらの主張は全て認められた」
「えっ、全て認められたんですか」
「そうだ、全て認められた」
「ほんとに?ほんとにそうなんですか~ぁ?」
信じられず、弁護士に何度か聞き返し、全面勝訴したことをやっと理解。
もう、うれしさで一杯でした。
すぐに裁判官に「公正な判決ありがとうございました」とお礼を言いましたが、裁判官は表情を変えることはありませんでした。(職業上感情を表に出す事はしないのでしょう)

法廷を出ようとして、傍聴席の方を向いたら、すでに傍聴席には誰もいませんでした。
「やったー!」
思わずその言葉が口から出、私は法廷を出ました。

判決後、傍聴できなかった人達も集めて、簡単な説明会が行われました。
弁護士から判決内容について説明があり、それから、私が簡単に挨拶。

嬉しさで一杯だった私は、その時すごくバンザイがしたい気分だったので、
「最後にバンザイでシメタイと思います、バンザイ!」と、
全員でバンザイ\(^o^)/をしました。

(後から弁護士に、こういう場所でバンザイと騒ぐ行為は注意されるので・・・といわれてしまいました・・)。

その後、私と弁護士は、記者会見のための打ち合わせのため、裁判所内の弁護士控え室へ。
午後2時45分から裁判所内の記者クラブで記者会見が行われました。

続く

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* テーマ:日記 - ジャンル:日記 *

プロフィール

yumi

Author:yumi
女性技術者。重光由美。うつ病を患って休職中に解雇されたため解雇撤回の裁判を(株)東芝相手に提訴しています。のんびりと療養していたのが一転、症状はジェットコースター。裁判はうつ病にとっても悪い…それでもうつ病との闘いは続くのであった。




応援コメントありがとうございます。体調の悪化等により、コメントの返信できずにスミマセン。


注意
いわれのない誹謗中傷コメントには相応の対応をさせて頂きますのでご注意ください。

裁判サイト

裁判の詳細はこちらを
是非見てくださいね

●東芝うつ病解雇裁判
●重光由美さん支える会

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